本日の工作 ドラムキックトリガーを製作
我が家のドラムパッド、KAT
DK10
で使うキックトリガーを自作してみる。
※この記事は電気ド素人が動けばいいや的に非常に適当に物を作っています。接続する機器を破壊するやもしれませんので、全くもっておすすめできません。
ソース製作記事はこちら
[SOUND ON SOUND]
ウチには
AlternateMode
(KAT)
の
DK10
というドラムパッドがあり、ドラム打ち込みなどで日々活躍しています。このパッドにはキックトリガー入力とハイハットコントローラ入力があり、これで使用するキックトリガーが欲しいと常々思っていました。もちろん純正のキックトリガーもありますし、ローランドのものを流用することも可能です。これらは
普通のキックペダルを取り付けて扱うタイプ
のものです。
しかし、我が家の貧相な床でキックペダルなぞ扱おうものならば、階下の住人が塩をまきに飛び込んで来かねません。欲しいのはもっと軽くパタパタと踏んで使えるような小さいスイッチ状のもの。この際ペダル使った奏法は諦める。しかしそんな製品は見かけない...ないなら作ってしまえ。
というわけで、色々調べてみたらソース記事にたどり着くことができました。これはいわゆるドラムパッドやキックトリガーパッドを自作してしまえ、という記事ですが、こんな感じで作ればできんじゃねーの?という安易な考えで製作してみました。
まず、センサーをなんとかしなければ。ソース記事では
MAPLINという会社のYU87U
という圧電素子(ピエゾ)を利用しています。本来は電気を流して振動させてブザーなどとして利用するものですが、逆に他の力で振動させてやれば電気が発生し、ショックセンサーとして使えるそうです。スピーカやヘッドフォンなどと同じなんですね。ヘッドフォンをマイク代わりに出来ることを知ったときは電気ヘタレは驚いた。面白いなあ、電気。これらはいわゆるギターなどで利用されるピエゾピックアップと同じ仕組みのもので、今回入手したものも楽器に貼れば特性はともかくピエゾピックアップとして使えます。
YU87Uのスペックをみて手っ取り早く秋葉原界隈で入手出来そうな品で代わりを探すことにしました。圧電素子で検索すると京セラ、村田製作所あたりがメジャーらしい。で、調べてみると、あるある、他励振タイプ。が、スペックを見てもマッチするものがない。でもまあ、大体一緒ならなんとかなるんじゃねーの、単価安いし、やってみんべや。ということで、秋葉へ。
駅を出るなりメイドさんやら大集合状態。なぜかガンダムの連邦軍の格好をした人が沢山いる。バンダイ営業中?それはさておきラジオデパートへ。圧電ブザーをばらしても良さそうだけど、面倒なので素子が裸のヤツが無いかな〜と思ったら、ありました、3階シオヤ無線でムラタ発見。
写真左上がムラタ「7BB-27」¥80、右がカバー付き「PKM-11-4A」¥100。7BBは狙っていたもの。PKMはスペックわからんが、買っちまえ。その後、千石で真ん中のTDKのPSを買ってみる。(これは後でカリンバに付けてみようかと思っている。)秋月電子、¥100で2枚付きのブザーが売ってたが、人が多すぎて人波に負け出てくる。
そして癒しの空間、鈴商へ。で、メインの狙いだった京セラKBS-27DA-5A(写真左下)を見つける。ついでに横に売ってたメーカー不明のESR(写真右下)とかいう型番のも買ってみる。鈴商では¥100でピンフォンケーブルも入手。これのピンを切断して使うことにしよう。安上がりだ。
では製作編を。スイッチの形状やら構造は図のように、柔らかめのプラスチック素材の容器か皿(タッパとか?)とスプリングを組み合わせて作ろうかな、と考えて素材探しに出かけたのですが、製作記事でコルク板を使っていたのを思い出し、ユザワヤで円形のコルク板5mm厚とスポンジ10mm厚を見つけ、構造を下図の様に変更。これなら厚さ1.5cmほどで納まるのでヒールダウンでも扱えそうですし、なにより作るのが簡単だ。
コルクのコースター風の丸板1枚。それより一回り大きいウレタンのスポンジを購入。写真右下のようにコルク板より少々小さめに中心をくり抜く。そしてコルク板とわっかになったスポンジを接着。接着材はコニシのG17を使って貼りました。G17、長い付き合いだなあ。人生はなにかにつけてG17。
圧電素子は配線も付いてたムラタ7BB-27-4が手っ取り早いのでまず試してみることに。素子を両面テープでコルク裏面の中心にペタリと貼付ける。スポンジのサイドにドリル刃を使って穴をあけてピンを切断したケーブルを通し、素子からの赤線をチップに、黒線をスリーヴへと繋いでハンダ付けします。ショートしないように適当に絶縁しておく。テスターを繋いでピエゾを叩いて出力の様子をみてみる...おおぉ、いけんじゃねーの。
踏んだときの力をほんの少しピエゾあたりに集中させるために、消しゴムを小さく1.5mmほどの薄さに切って素子の上に置きました。強く踏んで扱う人は消しゴムはいらないかも。そこらへんはテキトーに。
くり抜いて余ったスポンジの素子側を整形して突起を作ります。丸の角を少し落として配線用のスペースを作り、素子の細い配線にヘンに力がかからないよう気をつけてフタを閉じる。超シンプルですがこれで完成です。
おおー、タッパ使うより、なかなかスマートに仕上がった感じで嬉しいです。早速床に置いて試してみた。KATではキック入力の感度を4つの対応キックトリガーの設定から調整出来るので、それで好みに調整してみる。この試作品ではデフォルトのfatKATモードでなかなか良い具合にきました。さらに感度の良いモードにすると、反応はピーキーにはなるものの、さらに階下の人に優しいキックトリガーに。ヒールアップでパタパタ叩く様に扱えば、十分使える反応が得られました。ヒールダウンだと構造がもうちょいクリック感あるような仕組みの方が扱いやすいかもしれない。
ひとまず静音性重視で作ってみましたが、弱打にもっと反応して欲しいので上図の様に改良を考えてみる。現状はセンサーが当たる部分がスポンジと薄い消しゴムですが、そこが固い方が反応は良くなるので厚めの消しゴムに変更。また、少し隙間を空けると打力をコントロールしやすくなりそうなので良さげな感じです。来週にでも改良版も製作してみよう。
ちなみにこのパッド、KATのローランドモードでも使えました。反応レンジが狭めでピーキーで強打が出がちになりますが、ローランド製品のトリガー入力用としても調整次第で使えるかもしれません(どうなるかは試してないので全く不明)。また、スティックで叩けばそのままドラムパッドにもなります。これはなかなか悪くない。現状では弱打への反応は良いものではありませんがスティック用に調整し直せばぜんぜん使えそう。
TMC-6
[Roland]などと組み合わせて、ヘッポコMIDIドラムセットを作るのも楽しいかも。まあ、TMC-6では入力が6インしかないので、キットとしてはちょっと寂しいですし、価格が¥23,000くらいするのでイマイチ面白みに欠けますね。PICを使ってTMC-6みたいなインタフェース自体を作る方が楽しそうだ...でもMIDI出力周りを書くのが面倒かな...うーん。
部品表
・圧電素子 ムラタ 7BB-27-4 ¥80
・標準フォーンケーブル ¥100
・コルク板 厚さ5mm φ88mm ¥90
・硬質ウレタン 厚さ10mm φ10mm ¥100
というわけで、今回の試作品は素材費は1台あたり約400円と激安でできました。
Posted: 日 - 3月 12, 2006 at 10:47 午後
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